2009年10月19日月曜日

免許更新

免許の更新時期が来たので、免許センターに行った。今回はゴールドである。

といっても、いい運転をしていたわけではない。あまりにも車にもバイクにも乗らなかっただけだ。なので、あまり人に自慢できることではない。

講習は30分。ほとんどが免許制度の差分の説明だけで、むしろその前の待ち時間のほうがはるかに長い。本当にこれでいいのかなぁ。
中でも怖いと思ったのが高齢者対応の話。記憶力や認知力が低下していても免許は更新できてしまう。1年以内に軽微な違反を犯すと医者に見てもらうことになるらしいが、認知力が低いと判断された人がいきなり死亡事故のような重大事故をしでかしたらどうするつもりだろう。

最近、車の乗り降りもままならないような高齢者ドライバーをよく見る。ひどいのになると、高速料金所で発券を受け取るのも一苦労、さらに料金所を抜けた分岐をどちらにいけばいいのか判断できずとんでもないところで止まってしまうのもいる。端で見ていても本当に怖い。

猟銃等取得初心者講習に参加したことがあるが、銃の場合は「所持」免許であり、銃を所持しなくなった時点で免許を返納する。たとえ銃を所持していても、使用実績がなかったり、所有に適さないと判断された人は、銃を警察に納めなければならない。また銃や火薬類、関連知識を豊富にし、かつ銃に慣れ親しみ、練習することが義務づけられている。
それでも、自称「ベテラン」がいい加減に銃をあつかって死亡事故を起こす例が絶えない。

人を殺す能力を持つということについては、銃も車も変わらないはずだ。
高齢者や身体障害者が車を使うことに対する利便性のみが強調されるが、ハンドルを握れば、年齢、性別、健常・障害関わらず、等しく交通強者である。ライセンスを与えられている以上、体の自由が効かないとか、 判断力が貧弱とか、反射神経が鈍いとか、メカに弱いとかとかいうのは何も言い訳にはならない。

 車の免許証についても、銃並みにもっと厳しくしてもいいのではないか?

いまの世の中、ネットをうまく使えば利便性は代替できる。しかしながら、人の命や人生を奪ってしまったら、もう取り戻すことはできないのだから。

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