2009年10月25日日曜日

合氣道稽古

雨が降るなか、いつものように稽古に行く。
時間に余裕を見て18時40分頃と少し早めについてしまったが、最近はどうも集まりが悪く、稽古場の鍵をもつ門下生がなかなか現れない。雨に濡れないよう稽古場の入り口で一人じっと待つ。稽古場の鍵さえもっていればさっさと掃除して基本稽古してればいいのだが、入れなければどうしようもない。
稽古が始まる時間の19時になってようやく他の門下生が来てくれた。

本日の覚書
  1. 杖一本目(先、後)の型をした後、組杖
  2. 正面打ち一教(表、裏)
  3. 正面打ち二教(表、裏)
  4. 交差取入身投げ(3種類、手の平を横、下、上のそれぞれに向けての捌き)
  5. 座技呼吸法
杖は以前はたまに稽古終わりの余った時間15分で程度で少しやるだけだったので覚えるのも大変だったが、ここ最近ほぼ毎回1時間くらいかけて教えていただけるようになった。おかげで一本目の型はとりあえず一通り覚えたのだが、組杖になると全然ダメ(7割程度できるようになってきたとは言っていただいてはいるけど、多分に励ましのお言葉でしょう)。

一つは打ち合う感覚が身についていないので、体が知らず知らずに逃げてしまい正確な打ち込みができていないためだ。
もう一つは、型では意識せずになんとなく流してしまう動作が、組杖だと通用しなくなるためだ。
例えば、先攻が喉をつくべきところを下の位置を突いてしまうと、相手が下からはね上げたり、杖の上側で受けて防ぐという流れにならない。先攻が突き返された後に面を打つとき、回り込む動作を正確にしないと相手の面を打てない。またそのとき後攻は相手の剣を受ける動作をしなければならない。
だから先生は「型をやるときも、一本一本を大事に正確にやるように」と言われるのだが、そういう細かいところはパッとお手本を見せていただいても、なかなか目が行かないものだ。

どちらも練習を繰り替えしては考えて、練っていくしかないだろう。実際にやってみて叱られながら一つずつ覚えていくのが、野暮ったくても一番の近道のように思う。

正面打ち一教では、相手の肘を抑える手についてあらためて注意をいただいた。つかむのではなく、手の内刃をあてた状態で相手を螺旋形に下に導いていくこと。
二教表は、相手に膝をつかせたら、肘を抑えている手はそのままの状態(上げ下げしない)で相手の手首を持ちかえること。その時視線は4~5m先を見ること。肘を抑えている手をあげてしまうと、相手が起き上がって来てしまう。
二教裏は、手首を抑えて正しく礼をする姿勢をすれば十分効く。正しく極めれば、相手は起き上がろうとしても起き上がってこれない。肘で抑え込もうとするとかえって効かなくなる。相手の姿勢を下げすぎないこと。ほぼ自分と同じ位置まで下げた状態にし、相手が起き上がるタイミングと自分が礼をして下げるタイミングを合わせたときがもっともよく効く。

手の平を上に向けた入身投げは、自分から相手の前に出て転換すること。相手を引っ張ってはならない。

合氣道の基本技は奥が深いと思う。
まぁ、自分の覚えと運動神経が悪いのも原因だろうけど。。。

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